- 容器包装ダイエット宣言とは
- 容器包装の減量化に取り組む意義
- 宣言の効果
- チャレンジ省資源へ
容器包装ダイエット宣言とは
現在、日本の一般家庭から出るごみの多くを、商品の容器や包装が占めています。
ごみを減らすためには、
■企業は、商品化、流通、販売など、全ての段階で容器・包装を軽量化し、ごみをできるだけ出さない
■消費者は、ごみになる容器・包装の少ない商品を選ぶ目を持つ
という姿勢が求められます。
私たち九都県市(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市)がすすめている「容器包装ダイエット宣言」は、容器、包装を簡略化(ダイエット)し、ごみを減らす努力をしていく、という宣言です。
すでに多くの企業がこの宣言に賛同し、実際に行動を起こしています。
環境のために努力する企業の取り組みを応援し、リデュースの輪を広げていきましょう。
容器包装の減量化に取り組む意義
あなたも容器包装をダイエットしてみませんか!
容器・包装を、スリムにそしてスマートにすると、企業、暮らし、そして地球環境にも、よいことがたくさんあります。
企業に良いこと
- 容器・包装をつくるためのコストが削減できる
- 容器・包装を減らした分だけ荷物が多く積めるため、流通コストを削減できる
- 容器・包装のありかたを通して、環境に配慮した企業姿勢をアピールできる
暮らしに良いこと
- 容器・包装を減らした分だけ、買い物の時の荷物が軽くなる
- 容器・包装を減らした分だけ、家庭から出るごみを減らせる
- ごみが減るため、ごみ処理にかかるコストが下がり、税金がもっと効率的に使われるようになる
地球環境に良いこと
- 天然資源の消費を抑制する
- ごみを減らすことができる
- ごみ収集車から排出されるCO2を減らすことができる
- 処理場から排出されるCO2を減らすことができる
宣言の効果
- ■ 企業のイメージアップ
- 環境に配慮している企業であることを周知
- ■ 商品価値がアップ
- 容器包装の軽量化を意識した商品・サービスであることを周知
- ■ 環境意識の向上
- 企業内、事業所内での環境意識の向上
チャレンジ省資源へ
2005年から容器包装を対象としてきた「容器包装ダイエット宣言」でしたが、プラスチックごみや地球温暖化、食品ロスが世界的な問題となっています。
こうした中、2015年に各国の首脳が集まった国連サミットで採択された目標(SDGs【持続可能な開発目標】)には、2030年までに食品の廃棄を半減することや、2025年までに海洋ごみ等のあらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減することなどが盛り込まれています。
企業では、プラスチック使用量削減のため、商品の容器の軽量化や使い捨てプラスチック製品を配ることをやめる取組や、食品ロスの削減に向けた小盛りメニューの提供など、省資源化を目指して様々な取組を実施しています。
九都県市首脳会議廃棄物問題検討委員会では、これまでの容器包装に加え、ワンウェイプラスチック製品、食品廃棄物を対象にした新たな宣言事業、「チャレンジ省資源宣言」を2020年にスタートし、省資源化を目指す企業を応援しています。
詳細はこちらをご覧ください。